2013年5月26日(日)、上野動物園
ゴリラフェスタで学んだこと。
(1)ルワンダ大使のお話 13:10~14:10
・火山国立公園のある場所は農耕に適した肥沃な土地で
耕地化が進んでいる。国立公園の面積は当初の半分となった。
しかし、これ以上狭くなることはない。
・ルワンダ側の火山国立公園と
コンゴ側のヴィルンガ国立公園のゴリラを比較すると、
ルワンダ側に多い「研究対象」のゴリラグループは
怪我をした場合、獣医さんがケアしたりするので
頭数が増える傾向にある。
・一方、コンゴ側に多い純粋な「野生グループ」は密猟の被害に
会うケースもあり、頭数増加は順調ではない。
・現在、コンゴからルワンダに移ってくるゴリラグループが多く、
ルワンダ側の限られた場所にゴリちゃんが密集し、
グループ同士が遭遇しての小競り合いがおきている。
・ルワンダのゴリラトレッキングの参加者が多いのは
7月~9月と1月~2月。1月~2月は1年で気候が最も良い。
一方、雨季である4月~6月と10月~12月は不人気。
(2)東山動物園の飼育員さんのお話 (14:30~15:00)
・議題:シャバーニ君が来てからの群れづくり、5年間の歴史。
・2010年秋のシャバーニ君&アイちゃん同居時に、
アイちゃんは怪我だらけになったけれど、2011年2月に急に
仲良くなったとのこと。
(3)上野動物園の熱血飼育員さんのお話 (15:00~15:30)
・議題:ゴリラにとっての当り前
・「日本の全てのゴリラが幸せになる権利がある!」
相変わらずゴリラ愛に溢れたお話だった。。
・「ウガンダで野生のゴリラに髪の毛を掴まれた」という
興味深い話もさらりとされていた。
(4)東大、長谷川先生のお話 (15:40~16:05)
・議題:類人猿と私たち
・類人猿は進化的にはとっくに最盛期を過ぎており、
今は袋小路に入ってしまっている状態。
類人猿は果物を好む美食家であり、氷河期以降は
雑食性の高いサルの方が繁栄し、
類人猿は衰退していった。
・ヒト、ゴリラ、チンパンジー、オランウータンは、
その中で現代まで生き残ってきた仲間たち。
…類人猿は衰退期にあるとわかっている人は
今の社会をどんな風に見ているのかなー。
しつこく、やまぎわ先生の講演につづく。
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